京菓子の歴史


 菓子の起源は古く、白鳥が餅になり、たちまち芋
草(稲)に化したという神話にも出てくるように餅
や米・麦でつくる飴は古墳時代まで遡ると考えられ
ます。菓子の言葉のおこりを果物とすれば、伝えに
よると、田道間守(たじまもり)が常世国から持ち
帰ったという非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)
が今日の橋となり、菓子の起源とされます。今日田
道間守はお菓子の神様として崇拝されています。
菓子の起源
古代の菓子
もともと日本では、自然界の木の実・草の実を総称
して「くだもの」と呼び、漢字が導入されるとそれ
に「菓子」の字をあてはめました。すなわち「菓子
」とわ果実のことで、果物と実を包括した言葉でし
た。それらは主食である穀類などの不足を補うもの
でしたが、同時に甘みを持つものが多いため、嗜好
品としての役割も果たしていました。そうした状況
の中で、穀物を主原料として加工する嗜好食品の製
法が中国から伝えられました。唐果物(からくだも
の)と呼ばれたのがそれで、採集・摘採されるだけ
で食用可能な果実類とは違って人為的に作られるも
のではありましたが、嗜好品である点が同じである
ために「菓子(くだもの)」の類とされたのではな
いか、といわれています。
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